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Jorge Caballero
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Jorge Caballero(ホルヘ・カバジェロ)

プロフィール
本プロフィール紹介は2022年9月3日(土)神戸公演でのプロフィールです
*当サロンイベントは、9月4日(日)に行われるマスタークラスの配信イベントとなります
チケットページからチケットをお求めの上、ご視聴ください。

【ホルヘ・カバジェロ  プロフィール】
非常に優れた才能を持つギタリストが度々登場し、「天才」と評価されるが多くの場合、それは疑問だ。しかし、ホルヘ・カバジェロ氏に関して、その言葉が使われる時、それは単に控えめな表現にすぎない。~ギターレビュー・マガジンより~ 1976年ペルーのリマに生まれたカバジェロは高名な声楽家である母のもと、幼い頃からバックステージで多くの音楽家の演奏を聴いて育った。のちにリマ国立音楽院で勉強を始めるが、ギタリストである父のレッスンを聴いて育っていたため既に全てのことを習得していた。当時、リマでは頻発するテロの影響で電力が供給されないことが日常であったが、暗闇の中、猛烈な勢いで勉強する。のちに17歳でアメリカのマンハッタン音楽院でデイビッド・スタロビンに学ぶようになる頃には、”彼のレパートリーをあげるより、レパートリーでない曲をあげた方が早い”と言われるようにまでなっていた。 あらゆる楽器が対象となる音楽家のピューリッツァー賞と称されるナウンバーグ国際コンクールを、その93年間の歴史の中で唯一のギタリストであり、その他にも多くのコンクールで優勝・入賞を重ねると同時に世界中から招聘されるギタリストとなる。 2009年にジョン・ウィリアムスの代役として出演したイサローン(独)では、熱狂を持って迎えられ、「新しいギターの王」「その無限のオーケストレーションはギターがどの楽器よりも優れた普遍的な楽器だということを証明した」と激賞された。 山下和仁編ムソルグスキーの「展覧会の絵」とドボルザークの「新世界より」を録音した世界で2人目のギタリストでもあり、また2000年に録音したバッハのチェロ組曲の演奏は、P.カザルス、M.ロストロボーヴィチ、A.セゴビアと並び称され、高く評価された。 メトロポリタン美術館では、J.ブリームが使用した1940年のハウザーによって、カバジェロの演奏がビデオ収録され、歴史上もっとも優れたギタリストの一人と評されている。 2019年の来日公演ではその凄まじいとも言える演奏に熱狂した聴衆が全員総立ちとなるスタンディングオベーションの嵐となった。 レパートリーはルネサンスのビゥエラ音楽からE.カーター、L.ベリオ、B.ファーニホウまでと多岐にわたり、A.ベルクのピアノ・ソナタOp.1のギターへの編曲、他のオーケストラ作品の編曲は最近のギターレパートリーへの最も重要な貢献の一つとして広く認識されている。また、カバジェロ本人も作曲家でもある。 2022年の来日では、なかなか国内で生演奏を聴くことが叶わない、「新世界より」と「展覧会の絵」をひっさげての登場となる。