神戸市・神戸駅前で開いているギター教室のブログ
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by yamasaki  2018年2月21日 5:17 PM

フランスが生んだギター界の超人、ジュディカエル・ペロワ関西公演、二日間満員御礼にて無事に終演いたしました。

初日の中華会館で行われたコンサートではバッハのリュート組曲2番から、プレリュードとフーガの予定だったのが間違ってサラバンドまで弾き始めてしまい、そのまま最後のドゥーブルまで完璧に弾ききるという離れ業をやってのけたり、プログラムの変更があったにもかかわらず帰る扉を間違えたついでに、戻ってきてラフマニノフを弾いたり、ジュディカエル・ペロワ氏らしいトンデモな公演となりました。
アンコールもアルベニスのカタルーニャ、セビーリャという難曲を続けざまに演奏し、鳴りやまない拍手に応えて更にヴィラロボスのワルツショーロ、ショリーニョを続けて演奏。
CDとサインに長蛇の列ができ、来場者は感嘆とともに会場を後にしていきました。

また、二日目のマスタークラスも無事に満席で終えることができました。
受講生の皆様、聴講にご来場頂いた皆様、そして名通訳の徳永真一郎さんと、ジュディカエル・ペロワ先生に大感謝。通訳はお二人の師弟関係を表す和やかな解説で、ギタリストらしい細やかなニュアンスもとてもよく伝わり受講生も聴講生もストレスなく内容に耳を傾けらました。

マスタークラスは必ずはじめに生徒の要求を聞いて、曲の背景と出版譜の説明から入り、要望に沿って技術的な項目と音楽的な項目を整理していくというやり方で、非常に実践的でわかりやすいものだったと思います。

受講生のギターをひょいっと取り上げてパッと弾きだしたかと思ったらほとんど最後まで引いちゃう。
おお〜!と思っていたら、この楽器なに?とか試し弾きしてる感覚だったのね、的な所がジュディカエルさん。
最後は宇田さんの持ってきていたジャンマリーレーモンのギターに関心を示したのか、嬉しそうに弾きまくり、ミニコンサートもこのギターでやる!と言ってノンアップでデュベツを演奏。マジですか。と会場拍手大喝采。終焉のご挨拶後も、もうちょっと弾きたい感じで盗賊の歌にフェードイン。噂通りの破天荒さとお茶目っぷりでした。その後もイロイロありましたが、それはまた伝説として語り継がれていくことでしょう。

今年も各方面のお力を借りながら、二日間を成功させることができました。最後になりますが後援各位の皆様と、イーストエンド国際ギターフェスティバルを通してこの様な機会の提供にご尽力いただいている樋浦靖晃先生と奥様の伴子さんにこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

まだまだツアーは続きますので、日本のギター会にペロワ旋風が吹き荒れるでしょう!

 

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