去る6月16日(日)に練馬文化センターで行われた日本重奏フェスタおよびコンクールに参加してきました。
昨年度は2位を頂いたありがたいコンクール。今年は25回目の開催という節目の年で、ガラコンサートやフェスティバルも大変な熱気。コンクールはずらりと並ぶ名手の数々に、どこまでいけるか!?という気持ちでしたが、緊張いっぱいの初参加だった一年前と違って、今回は楽しく参加させていただきました。
コンクール受付が11:30からでしたので、今年は当日出勤してみよう!ということで、大阪伊丹空港から出発。ANAは楽器の運搬をする専用のケースを用意してくれるので、1hほどの移動なら耐えられるとの魂胆です。ちなみにこの日はGAGフェスティバルが大阪でありましたが、空港まで山﨑繁先生が送ってくれました。先生も本番あるのに、朝から感謝!
チェックインで荒木先生が航空券を忘れるという事件がありましたが、小生のアイパッドのウェブ認証が役にたち窮地を脱出。荒木先生、出発早々に詰むとこでしたね(笑)
一時間で羽田空港に到着。楽器は温度変化が怖かったですが、外側の専用ケースも常温で出てきました。さすがに事故で起きる破汚損の責任は取ってもらえませんが、弦を緩めて、緩衝材を少し増やしておけば、ハードケースの運搬に十分耐えうるようです。これからも使っていきたいですね。
無事抽選を終わらせて、3番目に演奏することになり、食事をとったりしながらいざ本番。
それぞれに頑張って頑張って終了。今回は多種多様の参加形態、演奏曲で、非常に面白いコンクールだったと思います。聴いている方々も楽しまれている様子が伝わりました。
みんな弾きおわってからは、「こりゃみんな上手すぎる!だめやー!」という感じ。
しゃーない!反省会いこか!とお茶したのちに(笑)、昨年度までの入賞者や合奏連盟の先生方による楽しいガラコンサートが終わり、結果発表。結果は3位!
今回コンクールを制したのはタンゴ組曲の3楽章を弾いた菅沼くんと秋田くん。なんと17才と19才のコンビ。これからどうなっていくのか何とも末恐ろしい二人です。おめでとうございます!
その後の打上の席ではいろんな方のギターライヴが聴けたり、関係各位の先生方から貴重なアドバイスを頂いたり、クワトロ・パロスの皆さんをはじめとした関東で活躍中の新進気鋭のギタリストとくだけたり。楽しい時間を過ごさせていただきました。みんな本当にギター愛です。
散会後は地理に明るくない我々を気遣って、パロスの皆さん、山田さん、中島先生、高橋先生に電車をご一緒いただきました。みなさん優しい方ばかり。
さて、次の日は朝からお互い別々に観光して空港で待ち合わせ、同便で帰宅しました。窓からの富士山が綺麗でしたが、やっぱりこれ見てると一位取れなくて悔しいって思いましたね。精進したいと思います。
最後になりましたが関係者の先生方をはじめ、貴重なお話をいただけた各方面の皆様に厚くお礼申し上げます。
また、関西から応援に駆けつけていただいたKさん。いつも本当にありがとうございます。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
去る5月19日にヤマサキギター音楽院にて、日本を代表するギターデュオ、柴田健先生と福山敦子先生の両氏をお招きして、マスタークラスとコンサートが行われました。
デュオのマスタークラスには当教室で古くからデュオを続ける大西・細川ギターデュオ、山崎・荒木ギターデュオが参加し、聴講生の前でレッスンいただき、アドバイスを頂きました。
デュオを対象としたマスタークラスは珍しい企画で、演奏に際しての呼吸の取り方や、伴奏者側の視点など、重奏ならではの様々な観点から、両先生の技をご教授いただき、ソロのマスタークラスとは一味違った、大変有意義な会になったと思います。
二組のマスタークラスを終えた夕暮れ時の頃に、和やかなお茶の休憩を挟んで、両先生によるギターデュオコンサートが行われました。
ミニコンサートというにはもったいないほどの色彩にとんだプログラムで、参加者を楽しませていただきました。アンコールのアルハンブラの想い出では珍しい重奏のトレモロに、会場は心地よく酔いしれました。
その後の打上の席では柴田先生の留学時代の武勇伝!?やモンテリマールの国際デュオコンクールのお話など、普段聞けないエピソードをじっくり伺うことが出来ました。
最後になりましたがご来場いただいた皆様に感謝申し上げるとともに、ご多忙の折に日程を割いてこの企画に快く応じて頂けた柴田健先生、福山敦子先生に熱くお礼申し上げます。
柴田、福山両先生の公式HPはこちら